晴れ晴れ生活のつくりかた

カウンセラーとして働くアラフォーパパのブログ。読者も私も前向きになれる記事を書きたい。純粋な気持ちです。

あなたのコミュニケーションタイプは?

こんにちは。ハレバレです。

 

本日もアサーション関連の話を深めたいと思います。

 

あなた自身のコミュニケーションのタイプ、特に自己表現のタイプについて、一緒に考えましょう。

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前回までのまとめ

まずは簡単に、これまでの記事を振り返ります。振り返りが不要な方は読み飛ばしてください。m(_ _)m

上手なコミュニケーションとは

  • 「上手なコミュニケーション」について、私は、次の3つを満たすものと定義しています。
  1. 自分自身がストレスを溜め込まないこと
  2. 自分自身が取り返しのつかない後悔をしないこと
  3. 受け身ではなく自分で選択して行うこと

 

私の記事では、一貫してこの考え方に基づいて、役立つコミュニケーションの考え方やスキルをご紹介していきます。

アサーションとは

  • 自分と相手のどちらかが痛みを受ける方法ではなく、自分も相手も大切にする自己表現を心がけることが「アサーション」の考え方。いわゆるWIN-WINの関係を目指すコミュニケーションのスタイル。
  • コミュニケーションに対する自分自身の考え方やスキルを改めて理解できる奥深さもある。

 

ストレスを溜めない、後悔しない、自分で選択するという、まさに晴れ晴れコミュニケーションの中核とも言える概念です。

あなたは、どのような自己表現をしていますか?

アサーションについて理解を深める上で、まずあなた自身が普段どのような自己表現をしているのかを、チェックしてみましょう

次の質問リストについて、「はい」「いいえ」のいずれかを選択してください。迷う質問もあるかもしれませんが、必ず、どちらか一方を選んでください。

 

自分のタイプのチェックリストは、様々な記事で紹介されていますが、私が一番分かりやすいと思ったアサーション入門」(平木典子,講談社現代新書、2016)から引用させていただきます。

 

1.自分から働きかける行動

①人にいい感じを持ったとき 、その気持ちを表現できますか ?

②自分の長所やなしとげたことを 、人に言うことができますか ?

③自分が神経質になったり 、緊張したりしたとき 、それを受け止め 、伝ることができますか ?

④初対面の人たちの会話の中に 、気楽に入っていくことができますか ?

⑤会話の場から一足先に抜けて 、立ち去ることができますか ?

⑥あなたは自分の知らないことや分からないことがあったとき 、そのことについて説明を求めることができますか ?

⑦人に支援や助けを求めることができますか ? 

⑧人と違う意見や感じを持ったとき、それを表現することができますか?

⑨自分が間違っていると気づいたら、それを認めることができますか?

⑩フェアで適切な批判を、人前で述べることができますか?

2.人の働きかけに対応する行動

①人からほめられたとき、素直に「ありがとう」と言えますか?

②自分のしたことを批判されたときに、きちんと受け答えできますか?

③不当な要求をされたとき、断ることができますか?

④長電話や長話のときに、自分から打ち切る提案をできますか?

⑤あなたの話をさえぎって話し出した人に、対応することができますか?

⑥パーティーやイベントへの招待を、率直に受けたり断ったりできますか?

⑦訪問販売を断りたいとき、断ることができますか?

⑧レストランで注文したものと違う料理がきたとき、そのことを言って、取り替えてもらうことができますか?

⑨人の善意や好意がわずらわしいときに、それを伝えることができますか?

⑩人から援助やアドバイスを求められたとき、必要であれば断ることができますか?

チェック内容を振り返りましょう!

いかがですか?スムーズに答えられましたか?

「『はい』のときも『いいえ』の時もある…」などと悩む問いもあったと思います。その場合は、「どちらかというと『はい』の方が多いかな?」と傾向で答えたり、「あの時は『いいえ』だったな」と、印象に残ったエピソードを基に考えていただくと良いと思います。

こういう時に思い出す場面って、やっぱり何かしら心に引っかかっている等、あなたにとって重要なところだと思いますので。

「はい」を選んだ項目について

「はい」を選んだ項目は、あなは自分の気持ちを表現できている場面となります。(^^)

 

ただし、ここで大事なことがあります!

「はい」と答えた項目の中で、その時にイメージした相手に対してネガティブな感情が生じていませんか?例えば、イライラする、腹が立つ、排除したい、近づきたくない等です。

もし、ネガティブな感情が生じた項目があれば、頭の中でチェックをしておいてください。場合によっては、相手を大切にしていない表現を行っている可能性があります。

「いいえ」を選んだ項目について

「いいえ」を選んだ項目は、自分の気持ちを相手に向けて表現していないことになります。遠慮がちであったり、引っ込み事案であったり、消極的であったり、自分を大切にできていない可能性があります。

チェック内容のまとめ

では、改めて、あなたのチェック内容を確認してみましょう。

「はい」を選んで、かつ、ネガティブチェックが入っていない項目の数を数えてください。

平木先生がおっしゃるには、その数が10以上でれば、アサーションの考え方である「自分も相手も大切にする自己表現」がかなりできてるとのことです。(^^♪

 

人間関係における自己表現のタイプ

アメリカの心理学者Wolpe,j.は人間関係における自己表現には大きく3つのタイプがあると言っており、現在のアサーショントレーニング等は、この3つのタイプ分けをもとに成り立っています。

①非主張的(ノンアサーティブ)自己表現

自分よりも他者を優先し、自分は後回しにする自己表現です。先ほどのチェックでは「いいえ」に該当します。自分の思いを引っ込めてしまうことで、状況や周囲に流されてしまいがちな自己表現のタイプです。

 

「晴れ晴れコミュニケーション」の3原則でいえば、特に(1)「ストレスを溜めこまないこと」(3)「受け身ではなく自分で選択して行うこと」を阻害してしまう自己表現の方法です。さらに、ストレスが高まってくると(2)「自分自身が取り返しのつかない後悔をしないこと」にも影響が出てきてしまうと考えています。

②攻撃的(アグレッシブ)自己表現

自分のことだけをまず考えて行動し、時には他者を踏みにじることにもなる自己表現です。先ほどのチェックでは「はい」を選び、かつ、ネガティブチェックを入れた項目で起きやすい自己表現であり、ノンアサーティブとは反対のタイプです。

 

「晴れ晴れコミュニケーション」の3原則でいえば、(2)「自分自身が取り返しのつかない後悔をしないこと」を阻害しやすく、自分のその時の感情に流されてしまうという意味では、(3)「受け身ではなく自分で選択して行うこと」とも外れています。このような状況が続けば、(1)「ストレスを溜めこまないこと」にも影響が出てきてしまうと考えています。

③アサーティブな自己表現

自分のことを第一に考えつつも、他者にも配慮する自己表現と言えます。前の①②の間のちょうどよいバランスであり、晴れ晴れコミュニケーションが目指す自己表現方法です。

 

あなた=このタイプという訳ではない

ここまであなたの自己表現のチェックと3つの自己表現のタイプについて、一緒に考えてきましたが、一つ大切なことを共有させてください。(^^)

またまた登場ですが「アサーション入門」(平木典子,講談社現代新書、2016)で、平木先生は次のように述べています。

三つのタイプの自己表現のどれかだけで100パーセント、という人はめったにいません。状況や相手に応じてみっつのうちどれかを無意識に使っているのが普通です。ただ、どの自己表現の割合が大きいかは人によってちがいます。

ハレバレとしましても、あくまであなたの傾向としては参考にしていただきたいのですが、「あなた=このタイプ!」と安易に枠にはめ込むことは、決してお勧めしていませんアサーションに関する様々な記事をみていると、時に分かりやすい半面、枠にはめ込んでしまうような内容も散見されますので…

 

例えば、私は先のチェック項目では、ほとんどがネガティブチェック無しの「はい」を選んでおり、その意味ではアサーティブなコミュニケーションができていると言えます。しかし、2の⑩の項目は「いいえ」と答えています。

相手の相談や依頼ごとが増えてしまい、結構ストレスになっても、中々援助やアドバイスを断るのは心が痛んで難儀だなぁ…と感じています。

 

あなた自身の自己表現の中でも、時にアグレッシブ、時にノンアサーティブ、時にアサーティブと様々な側面があり、その時々の場所、相手、生じている事柄などで変化しているのです。

例えば、職場ではノンアサーティブなパパが、家ではアサーティブということも十分あり得ます。

例えば、普段はアサーティブなママでも、子どもの受験の話しになるとアグレッシブということもあり得ます。

 

ですので、私がお伝えしたいのは、「私はこのタイプ」と安易に決めつけて、伝え方の手段を取り入れるのではなく、あなたがどのような場面や人、事柄の時に、どのような自己表現を行いやすいかについて、まずは自分のことを理解していくことが大切だと思っています。

ハウツーで伝え方を取り入れても、結果、上手くいかなければ、後悔すると思いますし、ハウツーで上手くいくようなことであれば、コミュニケーションで困るわけがありませんから。

 

そのために、次回は3つのタイプについて、もう少し深堀をして考えてみたいと思います。バランスは違っても、だれもが3つのタイプの要素を持っているはずなので、きっと参考になります。

 

「私はこういう場面ではノンアサーティブになりやすい。だから、ここを意識してアサーティブを心掛けよう!」などと考えられると、「晴れ晴れコミュニケーション」に近づけるのではないかと確信しています(*^-^*)

おわりに

今日は自己表現の3つのタイプについて、自己チェックをもとに理解を深めていただきました。

本来は、3つのタイプについてもう少し深堀をしようと思っていましたが、結構な分量になってしまいました…ですので、続きは追って投稿したいと思います。

 

今回も最後までご覧くださってありがとうございました。少しでも参考になっていれば幸いです。

参考文献

アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)2012/2/17  典子

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引用:Amazon