晴れ晴れ生活のつくりかた

カウンセラーとして働くアラフォーパパのブログ。読者も私も前向きになれる記事を書きたい。純粋な気持ちです。

「Ⅰメッセージ」ってすばらしい!

こんにちは。ハレバレです。

 

前回はアサーティブな自己表現を行う3つのステップについてお話ししました。

 

今日は、アサーティブな自己表現を行う際に欠かせない技術である「Iメッセージ」について、ご紹介します。

 

私がビジネス、プライベート問わず、コミュニケーションにおいて、もっとも大切にしているのが、この「Iメッセージ」です。

「Iメッセージを少しでも多くの方に知ってもらいたい」と思い、ブログを始めたといっても過言ではないくらいです。(#^^#)

 

あなたは、「素直になれない」「言った後、言い過ぎたと後悔してしまう」「気持ちを伝えられずスッキリしない」「そんなつもりじゃなかったのに、相手を不快にさせてしまった…」などの経験はありませんか?  

 

「Iメッセージ」は、そんな悩みに応えてくれる技術であり、考え方です。

 

家族や職場のチームでも「Iメッセージ」の考え方を共有しているくらい、私が重視しているものであり、誰でもできるとってもシンプルな技術です。

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前回までの振り返り

自己表現のタイプ

①非主張的(ノンアサーティブ)自己表現
  •     自分よりも他者を優先し、自分を後回しにする自己表現。
  •     自分の思いを引っ込めてしまい、状況や周囲に流されてしまいがちな自己表現のタイプ。
  •     心理的負担が蓄積し、メンタル不全にもつながる懸念。
②攻撃的(アグレッシブ)自己表現
  •     自分のことだけをまず考えて行動し、時には他者を踏みにじることにもなる自己表現。
  •     ノンアサーティブとは反対のタイプ。 
  •     孤立感、後悔、イライラなどにより葛藤する可能性がある。

※ノンアサーティブとアグレッシブは凹凸関係で、互いの悪い特性がより顕著になる。

③アサーティブな自己表現
  •     自分のことを第一に考えつつも、他者にも配慮する自己表現。
  •     前の①②の間のちょうどよいバランス。晴れ晴れコミュニケーションが目指す自己表現。
誰もが、どのタイプにもなり得る
  •     誰もが、時にアグレッシブ、時にノンアサーティブ、時にアサーティブと様々な面を持っており、その時々の場面、相手、生じている事柄などで変化している。
  •     アサーティブな自己表現を行うには、「あなたがどのような場面、人、事柄の時に、どのような自己表現を行いやすいか」について、自己理解を深めておくことが大切。

アサーティブな自己表現を行うためのステップ

  1. 自分の気持ちや考え方を確かめる
  2. 正直に言語化する
  3. 相手の反応を受け止める
前回の記事はこちら

blog.harebarepapa.jp

アサーションについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ

blog.harebarepapa.jp

 Iメッセージとは何か?

本日も

・「アサーション入門」(平木典子,講談社現代新書、2016)
・「改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために」(平木典子、金子書房、2009)

を参考に、私なりの解釈を加えてお話を進めます。

 

まず、あなたは「Iメッセージ」と聞くと、どんなことを想像しますか?

 

もしかしたら、iPhoneの「iMessage」を思い浮かべた方もいるかもしれません…タイトルを見て、それを期待された読者の方には、申し訳ないです…σ(^_^;)

Iメッセージ

Iメッセージは「I=私」で、「私メッセージ」というものです。

 

「私メッセージ」??  これはこれで、謎の言葉ですよね。

もう少し具体的にいうと、「私を主語にしたメッセージ」ということです。^_^

 

「私は〜です」とか「私は〜だと思う」という表現をすることです。

 

対して、相手を主語にした表現、「あなたは〜です」というものを、「YOUメッセージ」と言います。

 

互いの思いがすれ違ってしまう時など、コミュニケーションが上手くいかない場合は、かなりの確率で「YOUメッセージ」が用いられてしまっています。

例えば

①仕事が遅い人に 「もっと早くやりなさい」

②声が小さい人に 「もっと大きな声で話しなさい」

③話を聞いてくれない人に 「話を聞く気がないの?」

などは、すべてYOUメッセージです。

 

①「(あなたは)もっと早くやりなさい」

②「(あたたは)もっと大きな声で話しなさい」

③「(あなたは)話を聞く気がないの?」

と、すべて主語が「あなた」になります。

 

これをIメッセージにすると、どうなるでしょうか? 

 

「相手の仕事が遅いと思っている」のも、「相手の声が小さいと感じている」のも、「相手に話を聞いてほしいと思っている」のも、すべて「私」ですよね。

 

これを素直に表現すると

①「(私は)急いでほしいと思っている」

②「(私は)声を大きくしてほしい」

③「(私は)話を聞いてほしい」

ということになります。とってもシンプルです。

 

また、Iメッセージになることで、

①「納期に間に合わないのが心配だから、急いでほしいと思っている」

②「声が聞こえにくいから、声を大きくしてほしい」

③「大事な話をしているから、話を聞いてほしい」

と、単なる訴えだけでなく、自然と理由や気持ちが言葉に添えられます。

 Iメッセージの効果

とってもシンプルなⅠメッセージの考え方ですが、その効果は驚くほどに高いのです。

特に私が実感する事をご紹介します。

①相手を不快にさせる事が減る

YOUメッセージは、本来自分が感じたり、思ったり、お願いしたいことを、あたかも相手がそうしているように、そうすべきように、断定的に決めつけてしまうものです。

 

すると、相手は一方的に押し付けられた気分になり、「なぜそんなこといわれるのか?」「そんなつもりはないのに」などと、反発したり、困惑したり、落ち込んだりします。

 

その結果、お互いに気まずくなったり、後味が悪い思いをすることに繋がってしまいます。なお、アグレッシブな自己表現は、YOUメッセージになることが多いです。

 

Iメッセージは、そんな気まずいコミュニケーションを予防する力があります。

 

また、Iメッセージを意識してコミュニケーションをとっていると、相手が自分に対してYOUメッセージを伝えてくることにも敏感になります。

 

例えば、何か決め事を調整する時に、相手から「あなたは~を選んだ方がいいのでは?」とか「あなたに~は必要ですか?」などと連発されると、私はかなり不快になります…。 

 

心の中で「自分のことは自分で決めるから、こちらに踏み込んでくるな」「あなたがしたい理由を私に押し付けるな」「じゃあお前がやれ」などと思ってしまいます(結構ひねくれてますかね。苦笑)。

 

ちなみに、そう感じたときは「私の気持ちは~だから、~したいと思っています」と、はっきりと自分の気持や意見を伝えています。その上で、「それでもあなたが~を進めてくれるのは、~さんにも、何か思いとか考えがあるのですか?」と相手のIメッセージを引き出すようにしています。

②気持ちを伝えられなかったという自己不全感が残らない

こちらは、特にノンアサーティブな自己表現をしがちな方に、効果がはっきりと現れます

 

相手の気分とか、自分に対する評価を気にしすぎたり、自分に自信がなかったりすると、自分の意見を上手く言えなくなりませんか?

 

すると、自分の口からは、かなりの確率でYOUメッセージが出てきます。「相手が自分の望むようなことを言ってくれるといいな…」という淡い期待とともに。

 

例えば、忙しい時期に同僚から追加の仕事を頼まれ、本音では「うわっ!絶対無理…相当きつい…」と感じた場合を想像してください。

 

同僚の気持ちなどを気にしすぎると、あなたは「えっと?手伝えなくはないけど…そんなに急ぎの仕事なの?」などと聞き返してしまい、同僚から「そうなんだよ~。よろしく!」と言われて、かなりの確率で手伝うことになります。

 

何となく周囲に流されてしまったような…自分に対する不全感が残りませんか?

 

この時の「えっと?手伝えなくはないけど…そんなに大事な仕事なの?」は、完全にYOUメッセージです。相手に判断を委ねているのです。自分の気持ちを主張する勇気を持てなくて、相手から期待する言葉が話されることを、ただただ祈っているだけの状況なのです。

 

これを、Iメッセージに置き換えると、「あなたは忙しいかもしれないけど、私も相当きつくて、正直手伝える自信がないのだけど…」とか「実は私もいっぱいいっぱいで…手伝えないのはとっても心苦しいのだけど」という表現になります。その結果、相手が引き下がる可能性もありますし、それでも手伝ってほしいと頼まれるかもしれません。

 

最終的に手伝うことになったとしても、自分の気持ちや状況を伝えた上で、決めたわけなので、流されてしまったという不全感が少なくなるのです。

③自分も相手もIメッセージを使うと人間関係が深まる

Iメッセージによるコミュケーションは人間関係に良い循環をもたらします。

第一に、互いに「自分の気持ちを伝えることができた」というスッキリ感と、「自分の気持ちを否定されなかった」という安心感を持つことができます。

第二に、「相手も気持ちを正直に言ってくれる」という体験を繰り返すことによって、「相手はどう考えているんだろ?」と悩むことがなくなり、率直に自分の気持ちや意見を言えるようになります。

すると、自分の気持ちや意見を素直に言えることで、心に余裕ができるため、本当の意味で相手のことを尊重したり、気遣うことができるようになります。

 

これによって信頼関係がどんどん深まっていくという好循環をもたらします。

 

まさに「自分も相手も大切にするアサーティブな自己表現」なのです。

④建設的なアイデアや提案が生み出される

 こちらは③をビジネスの視点で見た場合です。

 

相談や打合せなどの場面で、Iメッセージを意識して自己表現をすることで、互いの考えや理由などがよくわかり、その情報をもとに、メンバーが納得できる折衷案に近づいたり、新たなアイデアが生み出されることに繋がります。

 

言い換えれば、生産的なコミュニケーションです。

 

反対に、YOUメッセージは「自分をさらけ出さない表現方法」と言えるため、YOUメッセージで行わられる相談や打ち合わせは、互いの探り合いであったり、反対に、一方的なトップダウンであったり、それぞれのメンバーの思いや意見が表現されなくなってしまうため、少ない情報しか生み出されないコミュニケーションとなってしまいます。

 

ちなみに、ビジネスではYOUメッセージを使う方が即効性が高い場面もあります。例えば、お客様目線で「あなたにとってメリットがある」等のプレゼンを行うときなどです。

 

しかし、そのような場面でも、Iメッセージを意識することは大切です。

 

「私は~という理由で、あなたにとってメリットがあると確信している」「あなたが納得して商品を選んでくれること、私も嬉しい」など、熱意を示したり、親近感を持たせる効果があるからです。

 

また、YOUメッセージは、一度相手のニーズと外れてしまうと、押しつけがましくなってしまう可能性が高いため、相当の準備、マーケティングが求められます。

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おわりに

本日はアサーティブな自己表現を行うために、私がもっとも大切にしている「Iメッセージ」についてご紹介しました。

 

考え方はシンプルですが、いざやってみようとすると、中々上手くいかないこともあるかもしれません。

 

ですので、まずは家族や友人など、緊張しない身近なコミュニケーション場面で、Iメッセージを意識してみてください。きっと効果を実感いただけると思います。

 

自分が苦手とする人や緊張する人達に対しては、どうしても防衛反応が働いてしまい、YOUメッセージが登場する可能があります。それでも、苦手な人たちに対して、Iメッセージができるようになると、コミュニケーションや人間関係について相当の変化を実感できるレベルになると思います。

 

Iメッセージを意識したことで、私自身の職場や家庭での人間関係にどのような変化が生じたか?の実体験についても、今後の記事でご紹介したいと思います。

 

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

参考書籍

改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために

改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために

 
アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)

アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)