あなたは、他人の目や人の評価で気分が浮き沈みすることはありますか?
人に認めてもらったり、許してもらえないと不安になったり、落ち込んだりしてしまうことはありませんか?
確かに、他人の評価は大切です。仕事では会社やユーザーの評価を得ることが最も大切です。
でも、他人の評価や意見で一喜一憂するのは、心がしんどいですし、他人に依存的になってしまう可能性もあります。
今日は他人に依存せず、自分で自分を力づける言葉をご紹介します。
自分の機嫌は自分でとって。人にとってもらおうとしない。
by みやぞん
ご存知のとおり、みやぞんさんは、超売れっ子のお笑い芸人です。
芸術や運動など、多才な方で、何より、その明るい、裏表のない人柄が人気の理由だと思っています。過去の24時間テレビでは、過酷なトライアスロンにもチャレンジしていました。
この言葉は、日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ」での発言です。
状況としては、次のとおりです。
- インドの北東部にある、常に虹のかかっている滝を目指すロケ
- 滝のある村まで11日かけて何とか到着(すでに疲労困憊のはず)
- 目的地の滝を見るために、最後に6千段の階段が立ちはだかる
そんな中、みやぞんさんは「まだまだ登れる幸せ!」と前向きな言葉を話します。泣き言や非難などのネガティブな言葉を全く言わないのです。
そして、放たれた一言が……「自分の機嫌は自分でとって。人にとってもらおうとしない。ツイてるぞ!幸せだな!」
みやぞんさんの意図とはズレてしまうかもしれませんが、「人に機嫌をとってもらう」というのは、具体的に言えば、「他者に称賛してもらう」「他者に慰めてもらう」「何か報酬をもらう」などです。
これらに期待したり、依存しすぎてしまうと、他者が自分の思いや願いのとおりに接してくれなかった時…… きっと、悲しみ、不安、怒り、焦り、等のネガティブな気持ちになってしまいます。
『君はなんで~と言ってくれないんだ』とか、『こんなことなら、何もしなければ良かった』など、他人や過去に執着してしまうのです。
禅には「見返りを求めるな」といった教えがあります。見返りを求めてしまうと、その通りにならなかった時に、自分自身の行動を後悔したり、ネガティブな感情に執着してしまうからです。
みやぞんさんの言葉は、他人や状況がどうあれ、『自分自身が納得できることをしよう』『自分で自分を褒めたいと思うことを堂々と行おう』、そして『自分で頑張ったと思えるなら、自分で自分をしっかり労ってやろう』と、とっても爽やかな、晴れ晴れとした気持ちを感じさせます。
ぜひ、辛い時期、人の評価に過敏になっている時期に、ぜひその言葉を思い浮かべてみてください。あなたの頑張りを、あなた自身で労ってあげて、機嫌とってあげてください。