晴れ晴れ生活のつくりかた研究室

プロカウンセラー歴15年以上のアラフォーパパのブログ。読者も私も前向きになれる記事を書きたい。純粋な気持ちです。

【ジョハリの窓】コミュニーケーションが楽しくなる理論をご紹介

   突然ですが、なんのためにコミュニーケーションを行っているのか…?

 

   そんな風に考えたことはありますか?

 

・『気持ちを伝えるため?』

・『お互いに分かり合えるように?』

・『生活を送るために必要だから?』

・『目的も何も、他者がいる限りせざるを得ないものでは?』  etc. 

 

   色々なご意見があると思います。

 

   上にあげた例の他にも、あげようと思えばキリがありません。

 

   では… あなたが思い浮かべた中に、『新たな自分を発見するためのもの』『自己理解が深まるもの』などはありましたか?

 

   実は、コミュニケーションとは単なる意思の伝達だけでなく、『新たな自分を発見できる』『自己理解を深めることができる』といった、自分の可能性を広げる効能があるのです。

 

   なんだか楽しそうじゃ無いですか?

 

   今日は「ジョハリの窓」の理論をもとに、コミュニーケーションの可能性についてお話しします。

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ジョハリの窓とは?

   心理学者のジョセフ・ルフト氏とハリー・インガム氏が提唱した「対人関係における気づきのグラフモデル」です。

 

   お二人の名前を合わせて、ジョハリの窓と呼ばれるようになりました。

 

   私がジョハリの窓を知ったのは、大学生のときです。もう、20年近くも前の話ですが、今でもジョハリの窓は、コミュニーケーションを考える上での土台となっています。

四つの窓で自分を分析する

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※Wikipediaを参考にハレバレが作成

   上の図を見ていただくと大変わかりやすいと思います。ジョハリの窓は、自分を4つの領域で表したモデルです。

①開放の窓

   公開された自己です。

 

   あなたが思っている自分の姿と、他人から見られている姿が一致している状態を示しています。

 

   ここの領域が大きければ大きいほど、相手と誤解やすれ違いのない、円滑なコミュニケーションができるようになります。

②盲点の窓 

   他人から見られている自己です。

 

   あなたが、自分では気づいていない領域です。でも、他人には分かっている姿。


  「あの人って、自分では気づいていないけれど〇〇だよね。」などと、言われている部分です。

 

   一般的に、ここの領域が大きいと、なかなか自分の思い通りに、対人関係を築けません。

③秘密の窓

   隠された自己です。

 

   あなたが、他人に隠している姿です。他人には知られず、あなただけの秘密の領域です。

 

   一般的に、ここの領域が大きいと、他人とのコミュニケーションが不自然になったり、ストレスが溜まりやすくなります。

④未知の窓

   あなた自身も周囲の人も気付いていない領域です。

 

   人とコミュニーケーションを深めることで、広がっていきます。

 

   『私ってこういう部分もあったんだ』『意外と明るく話せるんだ』『あなたが〇〇なら、私も〇〇していいんだ』など、自分への理解や気づきが深まり、新たな行動に繋がる領域です。

 

   この部分があるから、コミュニーケーションは楽しいのです。無限の可能性ですね。

具体的な例でイメージすると

   学校、部活、職場、サークル…  どんな場面でも良いです。

 

   後輩との関わりを思い浮かべてください。

 

   後輩は消極的なところがあって、迷ったり、悩んだりすると、すぐに落ち込んでしまうタイプです。

 

  •     あなたの名前など基本的な情報は、あなたも後輩も知っています。【開放の窓

 

  •     あなたは、実は凄く後輩を心配していて、『手を差し伸べてあげたい!』と思っています。しかし、『自立してもらうために、下手なサポートはするべきでない』『甘やかしてはいけない』と、あえて、後輩が自ら相談にくるのを待っています。【秘密の窓

 

  •     一方、後輩は、何度もあなたに相談したいと思っていましたが、『クールな〇〇先輩は、私の話なんか興味がないよ…』と、諦めていました。あなたに対して、『いつもクールで冷たい、人に関心がない』と評価していました。【盲点の窓

 

   いかがでしょう…? 何となくイメージができましたか?

 

   この例の、秘密の窓と、盲点の窓なんて、結構ありがちですよね。でも、このすれ違い状態が続くと、2人の関係性がちょっと心配になりませんか?

 

   どのようにすれば、分かり合えるでしょうか。

ジョハリの窓の醍醐味

   四つの窓、それぞれの大きさは相手や場面によって大きく異なります。

 

   例えば、始めて話す相手に対しては、ほとんどが未知の窓です。

 

   一方、家族や親友など、付き合いの長い人とは開放の窓の面積が大きくなります。

 

  「付き合いが長いと開放の窓が大きくなる」のは、もちろんですが、「開放の窓を大きくできる相手だから、付き合いが長くなる」という面もあります。

 

   開放の窓を大きくできる相手との時間は、安心感があり、心地よいからです。

 

   では、コミュニーケーションの円滑化や新たな自分の発見に向けて……  未知なる窓を開き、開放の窓を広げるためのポイントをお伝えします。 

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①自分をオープンにする

   第1に、自分をオープンにすることです。

 

   『こんな話をして良いのか?』『正直に気持ちを伝えたら、不快に思われるかな?』などの遠慮は、あなたも相手も思っています。

 

  どちらかが、自分をオープンにする事で、相手も安心して、素直な気持ちで関わる事が出来るようになります。

 

   この辺りは、ぜひ「アサーション」「アイメッセージ」関連の記事をご覧ください。

 

②相手の意見を受け止める

   第2に、相手の意見や評価、アドバイスなど、あなたに対するフィードバックを、素直に受け止める事です。

 

   『あの人に〇〇って言われた。全然、私のことを分かっていない』『あんなことを言って、あの人だって、〇〇じゃないか』と、悲しんだり、反発するだけでなく、『言われてみると〇〇と思われてしまう部分もあったかも』『私は〇〇のつもりだったけど、相手には◇◇と思われていたのか』という受け止め方です。

 

   もちろん、あなたのことは、あなたが一番分かっていると思いますし、相手の捉え方がズレている場合もあるかもしれません。

 

   相手が正しいとか、そういうことではなく、『もしかしたら私って?』と、自分をちょっと振り返る視点を持つことが、盲点の窓を開放するポイントです。

 

③未知なる自分を発見を楽しむ

   開放の窓から一足飛びに、未知の窓を開くことはできません。

 

   上の①②によって、盲点の窓、秘密の窓を開き、開放の窓を大きくする中で、未知の窓も開かれていく、そんなイメージです。

 

   『この人と一緒にいると、こんなに素直になれる自分がいる』『私ってこんな側面があったんだ』『このグループだったら、気兼ねなく話せる』とか、新たな自分を発見できた経験ってありませんか?

 

   コミュニーケーションは単なる手段ではなく、「新たな自分を発見できる」という面白みがあるものなのです。

 

   そう思えば、コミュニーケーションを行うこと自体のモチベーションが上がると思いますよ。

 

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