他者とコミュニケーションを取るときに、皆さんは何を大切にしていますか?
自分の気持ちですか… ? 相手の気持ちですか… ?それとも言葉遣いですか… ?やっぱり相手の評価ですか… ?
今日はストレスのないコミュニケーションをとるために、大事なことを気付かせてくれる言葉をご紹介します。
私の実例をご紹介します
私は、仕事でもプライベートでも、他者から「優しい口調だけど、意見をはっきりいう人」とか「スマートに見えるけど、熱い人」という評価をされます。
この評価は、私にとって嬉しいものです。なぜなら、私自身も自分を同じように評価しているからです。そして、自分にとって無理のない自然な姿だからです。
「スマートで、カッコ良くいたい!」「後悔しないように、自分の気持ちをしっかり伝えたい!」という思いを持っているので。
でも、以前は「スマートだけどドライ」「八方美人」「実は腹黒い」etc.…、「気持ちが見えない人」という印象だったようです。
一番ショックだったのは、職場の同僚から、「ハレバレさんって、ロボみたいな人だと思ってました」と言われたことです。
理由は、次のような内容でした。
- どんな相手でも、どんな時でも、落ち着いてソツなくこなす。
- 感情をあらわにしない。
- つまり完全にドライに割り切っている。感情を持たないようにしている。
これを言われた時、笑って聞いていましたが、内心、かなりショックでした…。
私としては、『ただ、周りの人の意見に配慮して、行動してきただけなのに…』という、悔しさ、悲しさ、やるせなさ…などを感じたことを覚えています。(もう10年くらい前の話です。笑)
プロフィールの記事にも書きましたが、その後も色々な経験を積み、今は晴れ晴れとした気持ちで人間関係を営めるようになりました。
過去記事に書いた「ジョハリの窓」でいうと、盲点の窓と、秘密の窓を減らし、未知の窓を解放できたのだと思っています。
今日紹介するのは、成功の秘訣の一つとして私自身に言い聞かせている言葉です。
まずは相手よりも、自分の気持ちにベクトルを向けよう
by ハレバレ
「相手にどう思われるか?」は、相手の受け止め方の問題であり、私にはどうしようもないことです。
なのに、相手を意識しすぎて、『相手の気持ちを引き出してから、ベストの自分を出そう』『関係者がみんな納得でき、自分も批判されないような答えを出そう』という思考を優先していました。
結果、他者からは「気持ちや感情が見えない人」と思われてしまったのかな…? と思います。
なので、「自分が伝えたいことは何か?」そして「なぜ伝えたいのか?」にしっかりと向き合うことにしました。
その効果は
- 素直な自分のまま、他者とコミュニケーションができる。
- アイメッセージを、自然に使える。
- 自分の気持ちを押さえ込まないので、消化不良にならない。
- 私の気持ちや意見が分かることで、相手も心を開いてくれる。
- 自分の思うようにならなくても、「素直な気持ちを伝えた結果」と、後悔しない etc.
特に、「なぜ伝えたいのか?」を考えると、「相手のため」と思っていたのが、実は「自分ため」だったり、その逆だったり……、嫌なところも含めて、正直な自分の姿に気付けますよ。
これまでも、「心や晴れる言葉」「コミュニケーション」「こころのケア」関係のレポートでお伝えしてきたことと、ほとんどニュアンスは同じですね。
※カテゴリーは画面上下のメニューバーにありますので、ぜひご覧ください。
さらに、この言葉は、日々のコミュニケーションだけでなく、思わぬところにも効果がありました。
それは、セミナーで講師をする時など、集団に対して話をする時です。
もともと、受講者のアンケートでは「丁寧な説明で分かりやすかった」など、まずまずの評価をいただいていました。
しかし、この言葉を意識するようになり、例えば、「講師の熱意が伝わって、やる気が出た」「講師が私たちに何を進めいるか、求めているがよく分かった」「講師が楽しそうに話すのをきいて、やってみようという気持ちになった」などの評価をもらえるようなりました。
やっぱり、気持ち、思い、自分らしさ…?、そんなものが伝わる事で、より親近感を持ってもらえたのだと思います。
あなたにも、他者の評価や気持ちを意識しすぎてしまう点があるなら、ぜひこの言葉を思い浮かべてみてください。
他者への執着が軽くなったり、アサーティブな自己表現を上手に行えるきっかけになると思います。
あっ、一点だけ、ポイントです。自分の意見や思いを伝えた後は、相手の気持ちや意見もしっかり聞いてみてください。
そうすれば、相手もスッキリします。何より、あなた自身も、今まで以上に素直な気持ちで、相手の話を聞けるはずですので。
ハレバレがオススメする関連記事